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4月, 2024 - 運輸のミカタ

R6.4更新【合格者必見】運行管理者試験に合格したら

このページは、

 

「運行管理者試験を受けた」

 

「運行管理者試験に合格した」

 

「合格してからもやることがあると聞いた」

 

「何をやるのかわからない」

 

「運行管理者資格者証がどれくらいで手に入るのか知りたい」

 

こんなお考えの方へ向けたページです。

 

 

運行管理者試験の合格発表は?

運行管理者試験を受験された方は、まずご自身の結果が気になるところですよね。

試験結果通知書は合格発表時に発送されるため、手元に届くまでに数日掛かってしまいます。

いち早く結果をお知りになりたい方は、公益財団法人運行管理者試験センターのホームページにて試験結果を確認することができます。

運行管理者試験の合格発表日はこちら | 公益財団法人運行管理者試験センター

運行管理者試験の結果発表はこちら

 

運行管理者試験に合格しただけでは運行管理者は名乗れない

試験に合格しても、それだけで運行管理者を名乗れるわけではありません。

運行管理者資格を有することを証明するために、「運行管理者資格者証」を別途もらう必要があります。

この「運行管理者資格者証」は全国各地の運輸支局に交付申請を行わないともらえません。

また、試験合格から3か月以内に行わないといけないという制限もございますので、

せっかく合格した運行管理者試験を無駄にしないよう、結果通知書が届いたらすぐに行動しましょう!

 

運行管理者資格者証交付申請とは?

運行管理者資格者証をもらうための交付申請を、必要書類を揃えてご自身の住所がある地域の運輸支局(北海道以外は都府県単位)に対して行います。

 

交付申請の流れと必要書類

試験結果で合格を確認する

「運転免許証の両面コピー」「住民票」を用意する(どちらかでOK、本人確認書類です)

「収入印紙270円分」を購入する(郵便局や法務局等にて)

※郵便局で購入する場合は、一緒に「返送用のレターパック等」を購入しておきましょう(郵送にて申請する場合はその分も)

運輸支局ホームページから「申請書」をダウンロード、印刷する(申請当日運輸支局でもらって記入するのでもOK)

※事前にダウンロードできる場合は記入までしておけると尚良し!

「試験結果通知書」が届く

① 申請書(収入印紙貼付)、

② 試験結果通知書(原本!)、

③ 本人確認書類(運転免許証の両面コピーや住民票等)、

④ 返送用レターパック等

上記書類を申請先の運輸支局へ持参するか郵送にて申請

運行管理者資格者証が届く

※申請書を受理されてから1か月程度かかります。

 

各運輸支局も交付申請の説明資料を用意しています

各検索サイトで「運行管理者資格者証交付申請 ○○運輸支局」等で検索をすれば、該当の運輸支局ごとの案内ページへいけるはずです。

関東運輸局の出している説明資料はこちら

埼玉運輸支局はこちら

東京運輸支局はこちら

神奈川運輸支局はこちら

千葉運輸支局はこちら

群馬運輸支局はこちら

栃木運輸支局はこちら

茨城運輸支局はこちら

山梨運輸支局はこちら

※千葉、茨城、山梨は説明資料が無いため、関東運輸局や他の支局の説明資料をご参照ください。必要書類はどこも同じです。

 

試験結果通知書を紛失してしまったら、、、

慌てず、公益財団法人運行管理者試験センターに再交付申請を行いましょう。

運行管理者試験センターホームページにあるお問い合わせより「4. 試験結果通知書の再発行依頼」を選択後、必要事項を入力して申請してください。

※お問い合わせフォーム:https://fs6.formsite.com/Prometric/9bcjcqkhcz/index

なお、再発行が可能な期間は、試験結果の発表日から3ヵ月間です。

再発行した試験結果通知書は、郵送またはFAXにて届きますので、届いたらすぐに運行管理者資格者証交付申請が行えるよう、上記の準備をしておきましょう!

 

まとめ

運行管理者試験合格というステータスの有効期限は3か月です。

また、運行管理者資格者証交付申請を行ってから実際に運行管理者資格者証がお手元に届くまで約1か月かかります。

すでに運送会社へ勤務されていて、運行管理者に選任される予定の方は、いち早く受け取って業務開始できるよう、合格を確認したら申請に必要な書類を揃えておきましょう。

※実際に運行管理者として業務に従事するためには、運輸支局に対して運行管理者選任届を提出しないといけませんので、勤務先の運送会社様へご確認ください。

 

 

まずはお気軽にお問合せください!

トラサポ通信(運輸のミカタVer.):2024年4月号~標準約款改正、シン標準運賃告示&ドライバー年間教育12項目⑫安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法~

標準運賃改正とASV車両の運転方法

運輸のミカタとトラサポでは、毎月「気になるニュース」と「ドライバー教育道場」と題して、運送業界を取り巻く現状とドライバーの年間教育に役立つ情報を発信していきます。

今月の記事はこちら(運輸のミカタVer.は大幅な加筆修正を行った完全版です)

気になるニュース

標準約款の改正

標準約款は荷待ち・荷役作業等の運送以外のサービスの内容が明確化され、「積込み又は取卸し等」が第3章として独立しました。書面交付、利用運送手数料別建て規定、荷主への実運送事業者通知制度なども追加されました。

標準運賃は8%程度アップのものが告示されました。2時間以上の待機時間は5割増など、運賃とそれ以外の対価を別でもらうようになっています。4月1日から改善基準告示で拘束時間等が短くなるので、運賃UP、賃金UP、労働時間短縮で物流を維持していきましょう。

※標準約款に関しては別の記事で詳細な解説を行っておりますので、よろしければそちらもあわせてご確認ください。

 

ドライバー教育道場

運送事業者が行わなければならない年間12項目の教育内容を、毎月少しずつ掲載していきます。

今月は「安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法」についてです。

 

ASVの技術が発達し、その恩恵にあずかってる人も増えていますが、特性と限界を知っておく必要があります。

ASVとは「Advanced Safety Vehicle」の略で、「先進安全自動車」と訳されます。完全自動運転(レベル4)とまではいかなくとも、車両全体に設置された数多くのカメラやセンサーで車両周囲の環境を監視し続けることで事故の発生を予防したり、発生した事故の影響を軽減するための技術が組み込まれています。また、自動運転技術も組み込まれているため、疲労軽減効果が期待されます。

ASVの主要な機能は以下の通りです。

 

・衝突回避支援

自動ブレーキや警告システムを用いて、追突事故の被害を軽減または回避することを目的とした先進安全装備です。

衝突が避けられないとシステムが判断した場合には、自動的にブレーキ制御が行われる車種もあります。

 

・ペダル踏み間違い時加速抑制装置(誤発進抑制制御機能)

車両前方に設置されたセンサーが障害物を認識している状態で誤ってアクセルペダルを踏み込んでしまった場合、警告音でドライバーに踏み間違いを伝えると同時に、アクセルペダルを踏み続けてしまってもエンジン出力を抑え、数秒間、急発進を抑制する先進安全装備です。

 

・車線逸脱警告(ふらつき注意喚起)

ドライバーが意図せずに車線を逸脱しそうになったときに警告を出すことで、事故を防ぎます。

 

・リアビークルモニタリングシステム(後側方接近車両注意喚起装置)

自動車にはサイドミラーやバックミラーには映らない死角が斜め後ろに存在します。

走行中、この死角に他の走行車両がいることをドライバーに知らせ、主に車線変更での衝突事故を防ぐことを目的としています。

 

・運転者状態監視

疲労や注意散漫を感知して警告するシステムで、運転者が安全な状態で運転を続けられるよう支援します。

 

・夜間視界支援

暗い環境での視認性を向上させるための照明システムや、カメラによる映像補助があります。ロービームとハイビームを自動で切り替える技術もこれに該当しますね。

 

・歩行者検知・保護

歩行者を検知し、必要に応じて自動でブレーキをかける技術です。

 

また、ASVに組み込まれる自動運転技術の主な要素は以下の通りです。

 

・アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

車両が先行車との安全な距離を保ちながら速度を自動調整するシステムです。

 

・自動駐車アシスト

駐車スペースへの車両の誘導と操作を自動で行う技術です。

 

・自動車線維持支援(LKA)

車線内での車両の位置を自動で調整し、車線の逸脱を防ぎます。

 

ふらつきの注意喚起装置やレーンキープアシスト、衝突回避支援など便利な装置があります。これらにより長距離輸送の疲労は軽減されますが、実際にはその機能を過信して事故を起こしてしまうケースも少なくありません。

実際に、運転席後方の荷物を取ろうと脇見運転となり、前方の渋滞に気付くのが遅れて5台を巻き込む多重事故を起こしてしまい、結果として死亡者も出た事例もあります。衝突回避支援はあくまで「支援」ですのでぶつかることを100%防ぐわけではありません。

また、警報がイチイチうるさいからといって機能を停止してしまうドライバーも少なからずいるようです。

 

支援機能を過信せず、逆に自分の運転技術も過信することなく、装置の限界や自分の運転特性をしっかりと把握して、目指すは事故ゼロです!

 

本日もご安全に!

 

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